Youtubeは違法ダウンロードを防ぐ

ここ数ヶ月、音楽産業に関わる人々はYouTubeを強く非難している。彼らはYouTubeのせいで音楽の売り上げが下がったと主張しているのだ。しかし、ストリーミングプラットフォームが出資した新しい研究は別の可能性を示唆した。つまり、YouTubeは違法ダウンロードサイトから人々を遠ざけているという研究結果を示したのだ。そして、YouTubeと違法ダウンロードサイトが互いに食い合っているとの根拠は見出せなかった。

音楽産業はここ数十年の間に劇的な変化を目撃しました。

デジタルメディアの台頭により、人々の音楽の趣向は大きく変わってきました。特にSpotifyなどのストリーミングサービスが登場して以来より大きな影響を受けました。。

今日、人々が音楽を楽しむ別の方法はYouTubeでしょう。YouTubeは100万以上の音楽に無料でアクセスすることができ、多くの場合、アーティストであったり、レーベルが公式にアップロードしています。

しかし、YouTubeは有名どころのレーベルからはほとんど評価されていません。評価するどころか、音楽関係者はYouTubeが法の穴をかいくぐって”合法”的に収益をあげていると主張しています(DMCA-protected pircay racketeer)。

YouTubeは最小限のコストで健全な収益を上げ、合法的なプラットフォーム(CDやSpotifyなど)から人々を遠ざけていると、彼ら音楽関係者は主張するのです。

この、彼らの考えを変えるために、YouTubeはRB Economicsに調査を依頼しました。この調査の目的は『YouTubeがどのように音楽産業に影響を与えるのか』でした。初期の結果は、今日発表されたものですが、ポジティブなものでした。

この研究はYouTubeが公開していないデータ、また1500のユーザー(ドイツ、フランス、イタリア、イギリス)に消費志向を聞いた質問紙調査を分析しました。この質問紙調査は具体的に、YouTubeが有料音楽サービスから人々を遠ざけているのか聞いたものでした。

YouTubeによると、データは音楽関係者の予想とは異なる結果を描き出したようです。

今回の研究は音楽関係者のこれまでの主張は事実無根であることを発見しました。実際、YouTubeが存在しなければ、YouTubeで利用される時間の85%がより利益の低いチャンネルで使われ、違法ダウンロードの劇的な増加に繋がるのです。~YouTube SImon Morrison

もしYouTubeが一晩で姿を消せば、YouTubeで音楽に使われていた約半分の時間が消滅するのです。さらに、YouTubeユーザーの大多数が違法サイトへ乗り換えてしまうのです。

RBB Economicsは以下のように主張しました。

この結果はYouTubeが音楽を提供しなければ、違法サイトでの音楽利用が29%増加することを示しています。これは、YouTubeが違法サイトのコンテンツの代わりになっているということでしょう。

加えて、研究者達はYouTubeで音楽をブロックすることはSpotifyなどのストリーミング配信利用にはつながらないとしています。

YouTubeはこのことを強調しませんでしたが、一部の人々(15%程度)はYouTubeがなくなった場合、より高いサービス、有料サービスへと移行するという結果もでました。

言い換えると、音楽産業が1000億円規模のYouTubeの収益を捨て、違法サイトの利用を加速させれば、他の有料サービスでの利用も増加するということです。これが意味のあることなのかは別の議論ですが。

YouTubeは今回の結果が説得力をもつものだと確信しています。彼らはRBB Economicsの結論、つまり音楽産業とYouTubeの共食いの根拠は存在しないという結論を指示していますし、全体としてみたとき、YouTubeは音楽業界にプラスの影響を与えると思っています。

これら研究の累積的効果はYouTubeが市場を拡大させる力があるということです。他業界との共食いではありません。~YouTube

The full results are available here (pdf), courtesy of RBB Economics. YouTube announced that more of these reports will follow in the near future.

以上、Torrent Freak『YouTube Keeps People From Pirate Sites, Study Shows

でした。

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コメント

  1. 名無しののっぽさん より:

    最近、お世話になり通しです。色々な事が、問題となっているという事が解りました。
    毛色は違いますが、ノーベル賞のヤマナカさんは、IPS細胞の著作権をタダ同然とし、世界中でIPS細胞をどんどん研究してもらって、医療等、進化に繋げていっていると記憶しています。著作物にもよるのでしょうが、昔の自分なんかはアニメのブルーレイボックスがあまりにも高額でいったい誰が買うんだろう?いや、お金があっても買いきれないのではと残念な気分になりましたが、今は、ネットが普及して、誰かが見せてくださる世の中になりました。あくまでも自分の考えですが、結局、売れないより、売れたほうが良い。だったら、貧乏な人でも買えるような額まで値段(10円~)を下げて、薄利多売にしたほうが、良いのではと、もしかすると、経済循環も良くなるのではと、パソコンのダウンロード問題もタダ同然の額であれば、十分うまくいく。と世の中白黒完全ではなく、グレーですが、技術面が逆行する事だけは避けてほしいと思った今日この頃です。ナマイキ感想を書いてしまってすいません。